皆さんこんにちは、アポクリン党のyouです!
バイク好きな皆さんなら、VTECという言葉は聞いたことありますよね?
VTECは、皆さんおなじみの教習車ホンダCB400SFにも採用されている、可変バルブタイミング機構です。
「もう聞き飽きたよ」「ほかにも変わったバイクはないの?」そう思っているあなた!
実は、似たような機構をかつてスズキも作っていたことをご存じですか?
10,000回転になると、驚きの瞬間が訪れます・・・
というわけで今回は、そんなスズキの傑作エンジン「可変VCエンジン」について解説していきます!
皆さんのバイク選びの参考になれば幸いです。
可変VCエンジンとは?
結論から言うと、可変VCとは低回転と高回転でカムシャフトが切り替わる機構です。そのため、VTECと同じ「可変バルブタイミング機構」を名乗っていますが、機構自体は大きく異なります。
カムの切り替えのタイミングがおおむね10,000回転付近で、切り替わる瞬間に「カシャッ」という音が聞こえてきます。
なので、10,000回転付近を行ったり来たりすると、「カシャカシャカシャカシャ」とひたすら鳴り響くことになり、かなりやかましくなるとか。
でも、そこも含めて可変VCエンジンの味ととらえてしまえば最高ですね!
ちなみに、カムが切り替わった後はVTECのような音や加速感の変化はほとんどないらしいです。
・・・なんか拍子抜けですね。笑
可変VCとは可変バルブタイミング機構のことであり、低回転用と高回転用のカムシャフトが約10,000回転付近で切り替わる!
最強のエンジンを搭載したバンディット250ですが、フルモデルチェンジ後の車種のみに可変VC機構を搭載しているので注意が必要です。
ただし、心配はご無用!
可変VCエンジンを見分けるポイントはエンジンへッドカバーです。
エンジンヘッドカバーが赤色だと可変VCエンジンです。
バンディット250の中古価格は?
グーバイクで調べてみると、2023年12月現在で17台掲載されており、平均価格は40万円前後で推移しています。
初期型で45馬力を発生している個体は50万円ほどで推移していますが、こちらには可変VCエンジンは採用されていないので注意してください。
台数自体は少なめですが、昨今のバイク市場価格高騰化の中においては比較的お買い得な価格帯かと思います。
バンディット250の魅力
では、次にバンディット250の魅力について解説していきます。
特筆すべき点は、250㏄という卵よりも小さいピストンのエンジンに可変VC機構を搭載した技術力でしょう!
また、フレームがむき出しに見える独特のダイヤモンドフレームは、ライバル車にはない力強さを感じさせてくれます。
ちなみに、リアサスペンションはモノショックサスとなるので、見た目もスタイリッシュでスポーツ走行もお手の物でしょう。
兄貴分のバンディット400とはエンジン以外ほぼ共通となるので、車検や維持費という面を考慮しなければバンディット400の方がパワー感があります。
もちろん、バンディット400のエンジンも可変VC機構を採用しています。
もし、バンディット250と400を2台とも所有している方がいたら、よほどの変態だと思います・・・(誉め言葉)
バンディット250の魅力は可変VCエンジン、美しい見た目と卓越したスポーティーな走り!
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回の記事では、スズキの可変VCエンジンと、その搭載車バンディット250について説明しました。
ポイントをまとめますと、以下の通りとなります。
・可変VCエンジンとは、回転数に応じてカムシャフトが切り替わる可変圧縮機構
・カムシャフトが切り替わる10,000回転付近で独特の「カシャッ」という作動音が鳴る
・搭載車種はバンディット250/400で、魅力は独特な見た目とスポーティーな走り
・中古車価格は40万円前後で推移している
以上、最後までご愛読ありがとうございました!