皆さんこんにちは、アポクリン党のyouです!
「車で通勤すると渋滞が嫌だ」「バイクに乗りたいけどまずは排気量の小さいバイクからステップアップしたい」そう思っている方はいませんか?
この記事を読めば、AT限定小型二輪免許を取ればいいのか、いきなり普通自動二輪免許を取ればいいのかといった悩みが解決できます!
なぜなら、私自身は普通自動二輪免許を取得後、大型自動二輪へとステップアップし、妻はAT限定小型二輪から普通自動二輪へ限定解除した経験があるためです。
今回の記事では、実際に免許取得にかかった費用と日数も含め、それぞれの免許取得の際のメリットとデメリットも併せて解説していきたいと思います。
どちらの免許がいいの?
結論、どちらの免許を取得すればよいかは以下の通りとなります。
・時間的余裕がない人、通勤でスクーターをメインに使用する人、ハンターカブ等、AT限定でも乗れるバイクが欲しい人はAT限定小型二輪
・時間的、金銭的余裕があり、趣味として長くバイクを楽しみたいと考えている人は普通自動二輪
それでは、詳しく解説していきます。
バイクの免許制度について
まずは、バイクの免許制度についておさらいしていきましょう。
少しややこしいですが、実は区分としては「原動機付自転車(原付)」「普通自動二輪」「大型自動二輪」の3種類しか存在しません。その中で、排気量125㏄までのバイクを運転できる「小型限定」と、さらにAT車のみ運転が可能な「AT限定」があります。
そのため、例えばAT限定小型二輪免許を教習所で取得した場合、道路交通法ではAT限定小型普通自動二輪免許と区別され、免許証には「普通二輪は小型二輪のAT車に限る」と表記されます。AT限定小型二輪免許では、排気量125cc以下の小型バイク及び定格出力1.0kW以下の小型電動バイクに乗ることができます。
最初から普通自動二輪免許を取得した場合は、排気量400㏄以下のすべてのバイクに乗ることができます。ただし、いきなり大型自動二輪免許を取得することはできず、必ず普通自動二輪免許を取得してからの免許取得という流れになります。
・バイクの免許は大きく分けて3種類ある
・普通自動二輪免許の限定という形で「小型二輪」が存在する
・「AT限定」は普通自動二輪及び大型自動二輪に設定される
では、免許制度のおさらいをしたところで、AT限定小型二輪と普通自動二輪それぞれの免許のメリット及びデメリットを解説します。
AT限定小型二輪
メリット | ・短期間で免許を取得できる(最短2日) ・法定速度や道路交通法は普通自動二輪と変わらない ・車両価格や維持費が安価 |
デメリット | ・高速道路を走れない ・バイパスを走れない場合がある ・普通自動二輪にステップアップ(限定解除)する際、受け入れている教習所が少ない |
普通自動二輪
メリット | ・排気量400㏄以下のバイクを運転できる ・選べるバイクの選択肢が広がる |
デメリット | ・免許取得にかかる費用が高額 ・免許取得に期間を要する(最短10日) ・教習車(CB400SF)が約200キロあり重たく、引き起こしが難しい |
まとめると、AT限定小型二輪では短期間かつ普通自動二輪に比べて安価に免許を取得できる反面、高速道路や一部バイパスを通行できないため、行動範囲が制限される傾向にあります。そのため、主に通勤や通学での使用がメインの方向けです。
普通自動二輪ではバイクの選択肢の幅が広がる一方で、免許取得にかかる期間が長く、それなりの費用が必要となります。自分の欲しいバイクが決まっているならば良いですが、とりあえずバイクに乗りたいという方は、費用や期間で有利な小型限定からステップアップするのもよいでしょう。
ちなみに、AT限定小型二輪免許を先に取得してから普通自動二輪免許を取得したとしても、最初から普通自動二輪免許を取得する場合と比べて数万円程度しか変わりません。ただし、限定解除を実施している教習所が少ないので注意が必要です。
・AT限定小型二輪は短期間かつ安価に免許を取得できるが、行動の幅が狭くなる
・普通自動二輪はバイクの選択肢が広がるが、免許取得の際にそれなりの期間と費用が必要
免許取得にかかる費用と期間
次に、AT限定小型二輪及び普通自動二輪免許の取得にかかる、具体的な費用と期間について解説していきます。
詳細は以下の表のとおりです。
AT限定小型二輪 | 普通自動二輪 | |
費用 (普通自動車免許あり) | 約8万円 | 約11万円 |
費用 (普通自動車免許なし) | 約15万円 | 約17万円 |
期間 (普通自動車免許あり) | 最短2日 | 約10日 |
期間 (普通自動車免許なし) | 約3週間 | 約1か月 |
上記の表はあくまで一例です。地域差がありますし、期間限定キャンペーン等で安く入校できる教習所もあるためです。
注意点すべき点は、繁忙期をなるべく避けることです。理由は、なかなか入校できなかったり、最初の実技が入校から3週間後といったケースも珍しくないからです。なので、ご自身の都合が合えば、6月や10月といった閑散期を狙うとよいでしょう。
自分の場合は、普通自動車免許を取得した状態で、普通自動二輪免許及び大型自動二輪免許の取得にそれぞれが1か月、費用にして合計25万円ほどかかりました。普通自動二輪免許を取得した時は閑散期でしたが、仕事の関係で夕方と週末のみの教習になったため期間が延びてしまいました。大型自動二輪免許を取得した時は、がっつり繫忙期だったのでかなり時間がかかりました。
妻の場合も普通自動車免許を取得した状態で、AT限定小型二輪免許の取得に5日、費用は8万円ほどかかりました。その後は限定解除という形で普通自動二輪免許を取得しましたが、なかなか教習車を引き起こすことができずに苦労していました。普通自動二輪免許の取得にかかった期間は約3週間、費用は約10万円でした。合計すると約18万円の費用が必要になりましたが、教習所によって値段が変わるので、あくまで参考として捉えていただけると幸いです。
ちなみに合宿免許で免許を取得するという方法もあります。メリットは、短期間かつ格安で免許を取得できることです。時間に余裕がある方は検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回の記事をまとめると、以下の通りとなります。
・通勤通学での使用やホンダのカブ系統の購入を考えている方はAT限定小型二輪がオススメ
・バイクの選択肢を増やしたりステップアップを考えている方は普通自動二輪がオススメ
・AT限定小型二輪免許は短期間かつ安価に取得できるが行動の幅が狭い
・普通自動二輪は免許取得の際のハードルがやや高い
以上、最後までご愛読ありがとうございました!